スピッツという名前は、口元から鼻にかけてと部分がとがっていることから、
ドイツ語のシュピッツ(とがっている)から名付けられました。
スピッツという犬種の歴史は古く、
もとは寒い地方で牧羊犬として飼われていたことが分かっています。
しかし、警戒心が強く、よく吠えるという特性を生かして
牧羊犬として羊を追いたてる能力はありましたが、
体が小さいため外敵から羊を守るという能力に欠けていました。
そのため、しだいに牧羊犬としてではなく、
ペットとして飼われるようになったのではないかと言われています。
姿かたちは愛らしく、耳としっぽは三角形で、
寒さをしのげるふわふわとした長い被毛を持っていることが特徴です。
また、一口にスピッツといっても種類は多岐に渡り、
一般的にスピッツと言われているのは日本スピッツのことになります。
日本スピッツは純白の被毛を持ち、小型であることが特徴です。
日本スピッツ以外のスピッツはジャーマン・スピッツと呼ばれ、
ジャーマン・スピッツにも多くの種類が存在します。
多くの愛犬家をとりこにしてきたポメラニアンも、スピッツの一種です。
正確には、ジャーマン・ツヴェルク・スピッツが
後にポメラニアンと呼ばれるようになりました。
トイプードル
チワワ
ミニチュアシュナウザー
パグ
ジャックラッセルテリア
ジャーマン・スピッツは、
「ドイツのスピッツ種」ということで多くの種類がいます。
もとはノルゥエーなどの寒い地方で牧羊犬をしていたスピッツが、
バイキングと共にヨーロッパに渡って
その土地で飼われるようになったとされています。
1450年にはドイツの文献にその名が登場するほどの古い犬種です。
一般的にジャーマン・スピッツといえば
ジャーマン・グローサー・スピッツ、
ジャーマン・ミッテル・スピッツ、
ジャーマン・クライン・スピッツのことを指します。
それぞれにサイズや性格が異なり、一番体が大きいのはグローサー、
その次がミッテル、クラインの順になります。
スピッツは警戒心が強く、神経質ですが、
その中でもグローサーとミッテルは警戒心が強くよく吠えることが特徴です。
飼い主以外にはあまりなつかず、
他の犬にもよそよそしい態度を取ることが多いようですが、
飼い主に対しては忠実で、細やかな愛情をもって接してくれます。
他のスピッツとしては、ジャーマン・トイ・スピッツ、
ジャーマン・ツヴェルク・スピッツ(ポメラニアン)という種類がいます。
スピッツの種類によっては、
種類が違っても特徴がかなり似通っているものがあります。
そういった犬種は、同一の犬種として統一した方がよいという意見があり、
今も議論が続けられています。
ボストンテリア
マルチーズ
ポメラニアン
ダックスフンド
ゴールデンレトリーバー
大変人気のあるペットとして、
スピッツとともにおなじみなのがポメラニアンです。
このポメラニアンも、スピッツと言う犬種の中の1つであることは
あまり知られていません。
ジャーマン・ツヴェルク・スピッツ(ポメラニアン)は、
ポーランド、ドイツに属するポモージェ地方というところで飼われていました。
そのポモージェを英語では「ポメラニアン」といったことから、
現在の名前がついたのです。
18世紀にイギリスにわたったスピッツが、19世紀に入ってから小型化され、
今のポメラニアンになったと言われています。
ポメラニアンはビクトリア女王が
とても大事にしていた犬種であることで有名です。
ビクトリア女王は多くのポメラニアンを飼育していましたが、
大事に育てられた女王のポメラニアンは、
ドッグショーで高い評価を得ることになります。
それがきっかけで、ポメラニアンは世界中で知られることになりました。
ビクトリア女王のおかげで、
現在のポメラニアンの評価があると言えるでしょう。
ポメラニアンはスピッツの特性である、警戒心の強さ、繊細な心と、
愛らしい姿かたちを受け継いでいます。
日本スピッツと違い、毛色はオレンジ、白、グレーなど様々です。
小さい犬なので、アパートやマンションでも飼うことができ、
運動量もそれほど多くはないので都会でも余裕をもって飼うことができます。
柴犬
ビーグル
キャバリア
フレンチブルドッグ
コーギー
ジャーマン・スピッツを飼う上で気をつけておきたいことは、
こまめに手入れをしてあげるということです。
特に被毛のケアが重要で、毛の性質が柔らかくて密集しているため、
もつれやすいのでブラッシングを怠ると毛玉がどんどんできてしまいます。
この犬種は不潔にしておくと皮膚病になりやすいので注意が必要です。
毛玉ができるとかゆがるようになるので、気を付けておきましょう。
そのようなことになる前に、
こまめなブラッシングとシャンプーを心がけたいのですが、
あいにくジャーマン・スピッツはブラッシングされることを嫌います。
被毛と皮膚に刺激を与えないようにするために、
ブラッシングよりも刺激の少ないコーミングをしてあげましょう。
コーミングに使うコームは、目の粗いもののほうがよいでしょう。
コームがあわないと、毛をひっぱってしまい
嫌がってコーミングを避けるようになってしまいます。
ゆっくりと、丁寧にコーミングをしてあげることで
コーミングになれさせることがポイントです。
シャンプーは月に1〜2回程度でよいでしょう。
ただし、汚れたらすぐにきれいにしてあげることです。
もしうまく手入れができない場合は、ペットショップの店員や、
スピッツをブリーディングしているブリーダー、
または専門家に相談することをおすすめします。
ラブラドールレトリーバー
ボーダーコリー
パピヨン
シーズー
ヨークシャーテリア